勤めている会社に対して何かしらの不満は誰にでもあると思いますが、働き方に問題がある場合はそのままではいけません。
- 1人の業務量が多すぎる
- サービス残業が多い
- 組織内の役割分担に偏りがあり、負担が大きい
こういった理由で転職を考えるようになりましたが、同時にこのようなことも思いました。
- 希望条件が合う転職先が見つかるの?
- 自分で探すにはどうすればいいの?
- 会社の同僚や上司には相談できない…
転職を考えた時に、不安やリスクを伴うことから躊躇することがあると思います。しかし他の事業所の求人情報を知ること自体に、不安やリスクを伴うこともありません。
転職するしないに関わらず、転職活動をしてよかったことが2つありました。
- 自分の今の価値(給与のレベル)を知ることができた
- 人材募集をしている会社を知ることができた
このことについて説明します。
転職したい目的を明確にする
転職することが目的ではなく、転職したい理由があると思います。
- 今の給与が少ないから、もっと収入を増やしたい
- 今の人間関係が合わないから、環境を変えたい
- 今の仕事の量が多すぎるから、適正な仕事の量にしたい
- 今のサービス残業に不満があるから、サービス残業がない会社に勤めたい
- 今の会社の方針が自分には合わないから、理想が実践できる場所で働きたい
目的を叶えるためにの選択肢・方法の1つとして転職を考えましょう。
転職活動って何をすればいいの?
まずは求人情報を集めましょう。求人情報がないと比較して検討することができません。
- ハローワークのホームページで求人を探す
- 地元の広告で求人を探す
- 転職サイトに登録して相談する
パソコンやスマートフォンなどからすぐにでも情報を得ることができます。
友人や知人に紹介してもらうことも1つの方法ですが、私情を挟むと辞めたくても辞められなくなることもあるので、見極めが必要になると思います。
客観的な視点で情報収集できる方法が良いと思います。
ハローワークのホームページで求人を探す
ハローワークとは、職業紹介や就労支援サービスを行う職業紹介所で、正式には「公共職業安定所」といいます。誰でも無料で利用することができ、働くことに関する様々な相談ができます。
「介護・福祉」について以下の項目についてホームページで検索することができます。
求人区分 | ・フルタイム ・パート |
年齢 | ・任意で設定可能 |
就業場所 | ・都道府県 ・市区町村(複数箇所を選択可能) |
希望する職種 | ・大分類(例:介護・福祉) ・詳細 こだわらない 施設介護員 訪問介護員、ホームヘルパー 介護支援専門員、ケアマネージャー 老人福祉施設指導員 障害者福祉施設指導員 児童福祉施設指導員 福祉相談員、ケースワーカー その他の福祉専門職 福祉施設管理者 |
雇用形態 | ・正社員 ・正社員以外 ・有期雇用派遣労働者 ・無期雇用派遣労働者 ・パート労働者 ・有期雇用派遣パート ・無期雇用派遣パート |
検索して気になる求人があれば、「求人票を表示」「詳細を表示」することもできます。同じ条件で複数の会社を比較することができ、職種や会社の傾向などを知ることができます。
スマートフォンやパソコンからすぐにできる情報収集の方法です。
地元の広告で求人を探す
新聞の折込チラシやフリーペーパーなどにも求人募集の広告があります。
これは該当地域にいないと求人情報を得る手段がないですが、折込チラシでの求人募集は「急募」の場合も多く、いますぐ人手が欲しいということになります。
ハローワークには出ていない小規模事情所の求人も、新聞の折込チラシや地元のフリーペーパーに掲載されている場合もあります。
地元ゆえに会社の中でも「あそこの施設、求人募集の広告があったね」という話になります。給与やシフト時間などの条件も気になりますが、「もう何人も辞めてるらしいよ」などの口コミで評判が決まります。
転職サイトで相談する
今は介護専門の転職サイトがたくさんあり、活用する人も活用する事業所も多くあります。
地域によっては対面することもあるかもしれませんが、電話やメール・LINEなどでのやり取りが多く、連絡のタイミングもこちらに合わせてもらえます。
登録後の流れはこのようになります。
- 携帯電話番号、メールアドレス、プロフィールや希望条件を入力して登録する
- ショートメール、メールで電話連絡の予約が来る
- 担当のキャリアアドバイザーから電話があり、転職を考えている理由、経歴や保有資格、希望する職種や給与、労働条件などの聞き取りをしてくれる
- キャリアアドバイザーからの連絡方法は担当者により、ラインやショートメール、電話で受ける
- 候補となる転職先の紹介を受ける
連絡が頻繁で困ることはないですし、求人の紹介がなければ連絡はないので、思っていたよりも気軽に登録して始められます。
介護の転職サイトはこちらからどうぞ!
転職活動をしてよかったこと
転職を目指して活動しても転職先が見つからないこともあるでしょうが、活動して得られるものもあります
今の自分の価値(給与のレベル)を知ることができた
同じ会社の中でも他のスタッフがいくら給与をもらっているのか知りませんが、他の施設の生活相談員の給与がいくらかも知りません。
自分の今の給料が高いのか低いのか相場がわかりませんでした。
- 勤続年数に応じた給与の目安
- 職種に応じた給与の目安
キャリアアドバイザーからの助言で、今の給与が多い方なのか少ない方なのかを知ることもできました。
このことがわかるだけでも活動することに意味はあると感じています。
多様な方法で人材募集をしている会社を知ることができた
今までのようにハローワークや、会社のホームページから求人情報を無料で得ることはできます。
今は求人情報を得る側がさまざまな媒体から情報を得ることができる時代です。多様な方法で求人募集をしている会社は採用の機会がおのずと増えることになります。
人材不足と嘆いているだけよりも、採用の機会が少しでも増えるための取り組みをしている会社の方が具体的に行動しているといえます。
まとめ
生活相談員は施設での人員配置基準が、入所者100人又はその端数を増すごとに常勤1人以上となっており、求人件数自体があまりありません。
施設に問い合わせても今のところ採用予定はないという返事が多いようです。
しかし、今の自分の仕事や会社での立ち位置をより考えるきっかけにはなります。
- ハローワーク、求人広告、転職サイトへの登録などで求人情報を得る
- 今の自分の給与レベル(価値)を知る
- 多様な方法で求人募集をしている会社を知ることができる
実際に転職する場合はリスクもありますが、転職活動自体にはリスクはありません。
定期的に情報収集しつつ、行き詰まる時や不満が出てきた時には少しでも楽になれるように行動していきましょう。
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